看ブロ(看護師ライフのブログ)

40超えた看護師の生態

呼吸のアセスメントにおけるエア入り良好の問題点

 

看護記録で

 

「エア入り良好」

 

って見かけるんですが

 

呼吸のアセスメントを学んだものとしてはこの記録は

 

違和感ありまくり!

 

エア入り良好ってどんな状況?

 

何もつけていない健常人より

 

陽圧換気(NPPVや人工呼吸器)のほうが

 

呼吸音は大きく聞こえる傾向にありますので、

 

無気肺なければ、

 

皆、エア入り良好ってことになりますよ!!

 

 

聴診器で肺音をきく

 

これって何をしているの?

 

 

換気ができているかを見ているだけ

 

簡単にいうと

 

空気の出入りがあるかないかだけ

 

酸素化能はこれではわかりません

 

ガス交換がどこまでできてるかもわかりません

 

 

呼吸音のアセスメントは

呼吸音聴取順番

こんなに細かく聞いていない

 

前面は①→②→⑤→⑥→⑨→⑩

 

後面は③→④→⑦→⑧あたりで聞いています


異常呼吸音(副雑音や胸膜摩擦音)が聞こえていないどうか

→肺の病態を探る

 

呼吸音はどこまで聞こえるか

→無気肺はないか

 

胸の全面だけ聞いたって

 

 

あなた、

 

肺の上葉部しかきいてませんよ?

 

 

 

下葉部のアセスメントは背中で聴取するんです

 

山内先生の最近の本

 

 

私が勉強した本(昔)

 

 

 

 

 

もちろん、呼吸音をアセスメントするなら、安い聴診器なんて使わないで

聴診器

 

先輩看護師や医師の高そうな聴診器で聞いてみてください

 

違いが丸わかり

 

私のは廃盤のマスタークラシックⅡ(手ごろでよかったんだけどな)

 

次にほしいのはこちら

 

 

 

効率考えて、膜型とベル型が分かれたものは使わない派

 

 

いざ、

 

「できる!看護師!!」

目指しちゃいましょう☆