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心不全療養指導士になるには?受験資格・試験・費用を経験者が解説

 

結論から言うと、心不全療養指導士は「心不全の患者さんにもっと根拠を持って関わりたい」と感じている看護師さんに、心からおすすめできる資格です✨

 

ただ、いざ調べてみると「受験資格って何が必要?」「症例報告書ってどう書くの?」「費用は?難しいの?」と、わからないことが一気に押し寄せてきますよね💦

 

この記事では、実際にこの資格を持っている現役の循環器病棟看護師が、なり方の全体像から受験資格・試験・費用までを、つまずきやすいポイントごとに整理してお伝えします。

読み終わるころには「自分は何から始めればいいか」がクリアになっていると幸いです。

 




 

<心不全療養指導士とは?どんな資格か>

 

心不全療養指導士は、日本循環器学会が認定する資格で、心不全の療養指導に必要な知識を持ち、それを現場で実践している医療者に与えられるものです😊

 

ポイントは、「看護師だけの資格ではない」こと。

 

看護師・保健師・理学療法士・作業療法士・薬剤師・管理栄養士・公認心理師・臨床工学技士・歯科衛生士・社会福祉士といった国家資格を持つ多職種が対象で、医師は受験できません。

 

つまり「チームで心不全を支える」ことを前提にした、多職種連携のための資格なんですね。

 

<なぜ今、注目されているのか>

 

背景にあるのが、いわゆる「心不全パンデミック」。

 

高齢化で心不全の患者さんが増え続け、退院してもまた戻ってきてしまう再入院が大きな課題になっています。

 

だからこそ、入院中だけでなく生活の場まで見据えた「療養指導」ができる人材の需要が高まっている、というわけです。

 

心不全を引き起こした要因は何かがわかると、それに向けてのアプローチができるようになります。

 

2026年度からは、診療報酬として「心不全再入院予防継続管理料」がとれるようになりました。

 

堂々と指導料がとれるために、心不全と言われた人には全員関わることが必要になってきました。

 

指導に中々時間が取れなかった方も、これで大義名分ができましたね。

 

心不全はいかにセルフモニタリングができるかにかかっています。

健康寿命を延ばすために意識して介入できるようになりましたし、

ACPも必然的に意識するようになりました!

 

 

< 受験資格|まず満たすべき5つの条件>

 

ここが「なり方」の核です。

 

受験資格は、以下のすべてを満たすことが条件になっています

(※執筆時点。最新は必ず日本循環器学会の公式ページでご確認ください)。

 

1.対象の国家資格を持っていること

(看護師ほか前述の10職種)

 

2.日本循環器学会の会員であること

(正会員・準会員どちらでもOK/会員年数は不問)

 

3.現在、心不全療養指導に従事していること

 

4.受験者用eラーニング講習を受講し、修了証を取得していること

 

5. 症例報告書5例を不備なく提出していること

(国家資格取得後に経験した症例に限る)

 

看護師の場合、いちばんのハードルになりやすいのが ②学会入会 と、

⑤症例報告書です。

 

入会は思い立ったその年度(4月1日以降の入会で受験OK)でも間に合いますが、症例報告書はそうはいきません。

 

なぜなら、症例報告書は「日頃から心不全の療養指導に関わっていること」を証明する書類だからです。

 

普段から心不全の患者さんを受け持ち、関わりを記録に残しておくことが、結局いちばんの近道になります。

 

症例報告書は、入院患者メインで書きました。

心不全ステージB~Dですね。

なるべく似たような症例は避けました、

薬剤名を書き出すのですが、商品名を一般名に直すのが看護師としては一番苦労しましたね。

ジェネリック医薬品を採用しているから、尚更面倒でしたね。

 

 

<資格取得までの流れ>

 

ざっくり1年スケジュール なり方の全体像を、時系列で並べるとこうなります😊

(※年度により前後します。日程は公式要項を必ず確認してください)

 

1.学会入会(受験する年度の4月1日以降でも可)

 

2. eラーニング受講・修了

(4月ごろから視聴可能。7月末までに修了証が必要)

 

3. 症例報告書5例を作成・提出

 

4. オンライン申請

(例年6月1日〜7月31日ごろ)

 

5. 書類審査

 

6. 筆記試験

(例年12月の第3日曜)

 

7.結果発表

(翌年3月上旬/合格者には認定証とピンバッジが届きます)

 →私はピンバッジをつけておらず、大事に保管しております。

  資格に関するピンバッジは何もつけない派。

  ピンバッジは壊れたら凶器(笑)

 

※ここで大事なのが、「試験勉強そのものより、全体の流れの管理が難しい」ということ。

 

eラーニング・症例報告・申請が同時並行で動くので、4月の時点で「いつ何をやるか」を逆算しておくと、ぐっとラクになります。

 

 

<試験の中身と難易度>

 

落ちる試験ではないけれど 筆記試験はマークシート式で、eラーニングのカリキュラム(=公式ガイドブックの内容)から出題されます。

 

範囲は、心不全の病態生理・薬物療法・デバイス治療・非薬物療法・生活指導・多職種連携など、かなり幅広いのが特徴です。

 

気になる合格率は、初期は86〜90%台と高かったものの、2023年は約70%、2024年は約72%と、やや下降傾向です(※執筆時点)。

 

とはいえ、eラーニングとガイドブックをきちんと押さえれば合格は十分可能なレベル感。

 

「落とすための試験」ではなく「実践者であることを確認する試験」という印象です。

 

日常的に心不全の療養指導をしている方なら、知っている内容も多いはず。

 

逆に、普段あまり関わらない分野(栄養・心理・社会資源など)に時間を多めに割くのが、合格への現実的な戦略です。

 

ガイドブックに書いてあること以外は出ません。

なので、ガイドブックを読み込んだり、暗記できれば合格できます!

 

< 勉強法とスケジュール>

 

忙しい病棟勤務との両立 おすすめの勉強の進め方は、シンプルです。

 

公式ガイドブックを手元に置き、eラーニングを見ながらマーカーを引く。

 

 eラーニングは1講義が短いので、通勤・家事・夜勤明けのスキマ時間に少しずつ -

 

ガイドブック巻末の問題を繰り返し解く

 

 太字・下線以外からも出るので、苦手分野は深めに

 

公式テキスト『心不全療養指導士認定試験ガイドブック』は、eラーニングと内容が連動しているので、受講開始と同時に手元に用意しておくとスムーズです📖

 

 

私は締め切りが迫らないと、勉強しないタイプです

 

そろそろやらなきゃで、眠る前に、マーカーで線を引いたり、

ガイドブックは2回以上全部読み込んだ

ガイドブックの最後の予想問題も何回もやりましたね、(当時初版と第2版をもっていたので)

なぜ、正答なのか、誤答なのか、全部の設問の理由を勉強しました。

予想問題がそのまま出た記憶はありません。

 

<費用>

 

トータルでいくらかかる?

 

費用は、内訳を合わせて、おおよそ34,180~41,180円ほどが目安です

(※執筆時点。学会年会費・受験料・eラーニング受講料などの合計)。

 

・学会入会金:正会員、準会員共に2,000円、

・学会年会費:看護師は準会員で十分、8,000円、正会員は15,000円

・心不全療養指導士認定試験ガイドブック第3版:4,180円

・℮ラーニング受講料:5,000円

・審査料:15,000円

 

 

 

 

資格取得にかかるお金としては、決して高すぎる金額ではない、という印象です。

 

 

<取ってよかった?メリットと正直なところ>

 

メリットとして大きいのは、心不全という"生活と地続きの病気"に、根拠を持って関われるようになることです。

 

退院支援やカンファレンスでの発言に芯が通り、多職種との会話もスムーズになります。

 

一方で、正直にお伝えしておくと——

この資格を取ったからといって、すぐに給料が上がるわけではありません。

多くの施設で資格手当が直結するものではない、というのが実情です。あくまで「専門性とキャリアへの投資」として捉えるのが、後悔しない考え方だと思います。

 

資格取得後で、実際変わったことは

患者さんにはセルフモニタリング必要性と、早期受診を強調するようになりました。

 

心不全手帳の活用と、

血圧計、体重計の常備、

外来診察で必ず手帳を見せること

 

<よくある質問>

 

Q. 資格に有効期限はある?

 

A. はい、5年ごとの更新が必要です。学会・講習への参加による単位取得や、療養指導の活動実績の報告などが求められ、「取りっぱなし」ではなく継続学習が前提の資格です。

 

資格更新には毎年学会会員費が必要になります。準会員8,000円×5年で40,000円

他に学会参加費やセミナー参加費ですね。

5年間に50点の更新点数と症例報告書5例が必要となります。

更新点数は毎年学会やら、セミナー通えば維持できます。

学会参加になれていない方だと、更新点数不足で、いざ更新できなかったという可能性があるのでご注意を!!

 

私は学会会場に参加できなくても、オンライン参加で点数を稼いでおります。

いつかは行きたい、循環器学会。

 

Q. 給料は上がる?

 

A. どうでしょうか?診療報酬がついているので、今後資格を持っていることは人事考課に影響があるかもしれません。直属の所属長に伺うのもいいかもしれませんね。

手当がつくと、やりがいは増えますよね。手当がつかなくとも、キャリアの幅を広げる資格、と考えるのがおすすめです。

 

Q. 看護師以外でも取れる?

 

A. 取れます。前述の多職種が対象で、まさに「チームで心不全を支える」ための資格です。

 

<まとめ>

 

こんな人はぜひ目指してほしい

 

心不全療養指導士は、こんな看護師さんにぴったりの資格です👇

 

 心不全の患者さんと関わる機会が多い 

「なんとなくの指導」から「根拠のある指導」へステップアップしたい

 多職種連携の中で、自分の専門性を一本立てたい

 

受験資格・症例報告書・スケジュール管理と、ハードルがいくつかあるのは事実ですが、日頃から心不全の療養指導に丁寧に向き合っている人なら、十分に手が届く資格です。

 

まずは「日本循環器学会の入会」と「次の年度のeラーニング日程の確認」から。そこが、最初の一歩になります😊

 

今年間に合わなかった方は、来年度に向けて準備していこう!!

 

いざ、

 

「できる!看護師!!」

目指しちゃいましょう☆

     

 

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